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首を回すと痛い
メンタルと痛みの専門院
メンタルボディケア吉祥寺の中尾です。
いつもブログを読んでくださってありがとうございます。
本日は、首を回すと痛い という患者さんのお話です。
62歳で小柄な女性、左首の痛みを訴えてご来院。
仕事はパートでホテルの客室清掃をされています。
左手で重いシーツを運ぶので左首に負担がかかる様子。
触診で左胸鎖乳突筋の過緊張が確認できます。
胸鎖乳突筋の役割は、頭を左右に回したり、うなずいたりする動きに主に働く筋肉ですので、当然首を回したときに痛みが出てもおかしくありません。
小さい体で、重いシーツを持っているのですから首への負担は大きいでしょう。
ただ、19年勤務していて、痛みが出てきたのは3ヶ月前からです。
同じ環境、同じ動作なのに突然痛くなる理由はご本人は分かりません。
また、病院に行っても「年のせい」とごまかされてしまう症状です。
まず、こちらの患者さんの勤務体制に問題があります。
客室清掃といってもスピードも求められるので、結構な肉体労働です。
それなのに3週間に1回の休みしかありません。
あきらかに人手不足です。
当院にも頻繁に通えず、休養も足りないので、回復まで期間を要しましたが6回で改善。
今では重いシーツを左手で気兼ねなく持てて笑顔を取り戻せました。
そもそも重いシーツを左手で持つことが痛みの原因ではありません。
真面目で責任感が強い方ですので、仕事に手抜きはなく愚痴などは話されません。
しかしながら、身体の緊張は勝手に起こっています。
胸鎖乳突筋は厳密に言うと、緊張しているのではなく、自ら緊張させています。
痛みの原因は常に脳が仕事モードだからです
心身条件反射療法でこれを解放。
仕事とプライベートでのオンオフの切り替えができるように調整して日常生活へのアドバイス。
休みがないと、頭の切り替えが難しくなってきます。
好きで始めた仕事以外のお勤めの方は休養と仕事のバランスは大切です。
こちら患者さん、人手不足を清掃スタッフ全員で上層部へ訴え、
他のホテルからのヘルプもあり、週1回休めるようになったそうです。
今では3週間に1回でメンテナンス通院中です。
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