「365日毎日走ってます」の記事

メンタルと痛みの専門院
メンタルボディケア吉祥寺の中尾です。

いつもブログを読んでくださってありがとうございます。

本日は、365日毎日走ってますという患者さんのお話です。

初回は手首の痛みと腰痛で来院された63歳男性。

現在、症状は何も感じずメンテナンス通院中。

「特に真夏はジョギングで汗をかくので調子いいです。だから夏は大好きです。」

テニスで体力アップさせるためのジョギングということですが、
なんと、20年以上前から365日欠かさず走っておられるとのこと。

しかもこの猛暑でもいつもと同じように朝10時に50分ジョギングが習慣化。
どしゃ降りの雨でも雪でも年中走るそうです。

私も時々ジョギングしていますが、天候が悪かったり、疲労しているときは走りませんので頭が下がります。

本日の患者さんは、長年続けてハミガキのような習慣になっているので、休む方が気持ち悪いことなのでしょう。

63歳で毎日50分、ジョギングされているのでマインドもポジティブです。

腰痛やけがの再発が不安で来院されているのではなく、
楽しくテニスをして、健康に過ごしたいのでメンタルボディケア吉祥寺でメンテナンスされています。

愚痴やストレスのネガティブなお話しは一切なく、
今を楽しく過ごすことだけが生きがいのように感じました。

これは、ジョギングによって脳を鍛えるという驚きの効果もあるからです。

走ると海馬が刺激されています。
これはどういう効果が期待できるのでしょう。

海馬は学習や記憶などの役割を持っています。

軽い運動が発想を豊かにするのです。

加えて海馬は、欲望やストレスの脳である視床下部が暴走するのを制御しています。

つまり、海馬を鍛えることで、ストレスに強い脳を作ることができるのです。

『1Q84』で有名な村上春樹氏は、専業作家となった１９８２年から本格的にランニングを開始されています。

村上氏は、「基礎体力の強化は、より大柄な創造に向かうためには欠くことのできないものごとのひとつ」と言っています。

小説に集中する体力向上のためだけではなく、
ジョギングは創造するために欠かすことのできないという言葉が良いですよね。

脳を鍛える走り方は、息が上がらない程度の速度で20分以上続けるスロージョギングが良いです。

本日の患者さんは真夏が好きで、特別な体質の方ですが、
その他一般的では、夏でも涼しい時間帯やエアコンが効いたジムでも軽く走ってみてはいかがでしょうか。